【徹底比較】すららとスタサプどっちが発達障害・療育におすすめか現役STが解説

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【徹底比較】すららとスタサプどっちが発達障害・療育におすすめか現役STが解説

 

困った女性
すららorスタサプで悩む女性

無学年式のオンライン学習が発達障害に良いと聴いたけど、すららとスタディサプリどっちが良いの?

こんな悩みを解決します。

✔︎ 記事の内容

  • 【すららvsスタサプ】発達障害向けのオンライン学習はどっち?
  • すららとスタサプそれぞれの強みとは?
  • すららがリニューアル!従来との変化点
  • まとめ
きちぞう(言語聴覚士)
きちぞう(言語聴覚士)

この記事を書いている僕は、キャリア20年以上の現役言語聴覚士(ST)で、小児の療育相談から成人のリハビリまで幅広く携わっています。そんなリハビリのエキスパートである僕が解説するので信頼性は高いはず。

※記事の信頼性担保として言語聴覚士の国家資格証を添付しておきます↓

【すららvsスタサプ】発達障害向けのオンライン学習はどっち?

結論から言うと、『すらら』になります。

理由は2つあります。

1点目は、体系図でつまずき分析ができる点です。具体的には、学校の授業についていけない子どもが、どこでつまずいているのかが体系図をみる事で視覚的にわかります。

2点目は、体系的に学べる無学年式教材である点です。具体的には、つまずいた時点まで学年をさかのぼって何度でもその子が理解できるまで体系的に復習できるからです。

すららとスタサプそれぞれの強みとは?

※下の比較図をご覧ください↓

すらら
  • 積み上げ式無学年教材
  • ドリル課題が豊富
  • 授業についていけない子どもが基礎から学べる
スタサプ
  • 学校授業式無学年教材
  • ドリル課題が少ない
  • 授業についていけているが、つまずき箇所を学びたい

すららの強みについて

すららの強みは、勉強が苦手で学校の授業についていく事が難しい子どもの理解を高め、理解の定着や応用を効かせられる様にサポートできるシステム(積み上げ体系の無学年式教材)です。

ドリル課題を例に挙げると、課題数だけみても24万問と豊富です。

具体的には、難易度コントロールと弱点分析機能が付いているので、子どもの理解力に合わせて、問題と問題数を可変させ、しっかりと理解を定着させることができます。

きちぞう(言語聴覚士)
きちぞう(言語聴覚士)

問題形式は、「選択式」「並べ替え」「穴抜け」「記述式」とバリエーションが豊富なのも嬉しいですね!

スタサプの強みについて

スタサプの強みは、人から教わるのが好きで、学校の授業にはついていけてるけれども、つまずき箇所の理解を深めたい場合に大変おすすめなシステム(学校授業系の無学年式教材)です。

ただし、レクチャー特化型の教材なので、ドリル課題を例に挙げると、10問程度の選択問題を解いて終わってしまいます。

きちぞう(言語聴覚士)
きちぞう(言語聴覚士)

もしも、理解力の定着を図りたいのであれば、別途ドリル教材を個々で用意する必要がある点には注意が必要です。

すららがリニューアル!従来との変化点

すららは、令和6年(2024年)3月にリニューアルしました。リニューアルの変化点は、大きく分けて3点あります。

  1. トップ画面をリニューアル
  2. 体系図をリニューアル
  3. 【新機能】認知特性(KABC評価)の導入

それでは、一つずつ具体的内容について確認してみましょう!

トップ画面をリニューアル

①単元リスト②体系図から学ぶ③教科書から学ぶといった3項目から学習方法が選べる様になりました。

きちぞう(言語聴覚士)
きちぞう(言語聴覚士)

単元リストは、学校の先生向けです。体系図=無学年式、教科書=学年式と言い換えてみるとわかりやすいですね!子どもに合わせた学習方法が自由に選択できる様になりました。

体系図をリニューアル

キャラクターを用いたオシャレなカラーマップが、勉強嫌いな子どもの好奇心をかきたて、主体性を育ててくれます。

きちぞう(言語聴覚士)
きちぞう(言語聴覚士)

理解や社会もマップ化されました!

【新サービス】認知特性(KABC)の導入

KABCとは、行動認知心理学に基づいて子どもの認知特性を評価する検査です。

KABCでは、継時処理タイプか同時処理タイプかを調べることができます。

経時処理タイプとは、一つ一つの情報を段階的、順序的に処理できるタイプです。同時処理タイプとは、全体的に捉えた後で部分的に情報を処理するタイプです。

例えば、「部屋の掃除」を例に挙げて考えてみましょう。

経時処理タイプには、①床のゴミ拾い②洗濯物を洗濯機に入れる③掃除機をかける、といった様に順序立てて子どもを誘導します。同時処理タイプの場合には、あらかじめゴール(完成図)を示してあげてから、細部への注意を促してあげます。

きちぞう(言語聴覚士)
きちぞう(言語聴覚士)

行動心理学的な子どもの指導法には「ほめビリティ」という概念があります。これは、①普段からよく褒める②子どもとルールを共有しておく③ルールを破ったら負の罰があることを共有しておく④自己コントロールが高まる。といった一連の過程を経て学習習慣を構築する方法です。

まとめ

記事内容をまとめると、

  • 発達障害向けのタブレット教材は、積み上げ体系式のすららです。
  • 勉強を人から教わるのが苦手で、基礎から学びたい子どもにはすららがおすすめです。
  • 学校の授業にはついていけているし、人に教わるのも好きだけど、苦手箇所のみ重点的に学びたい子どもには学校式のスタサプがおすすめです。
  • すららのリニューアル内容は、トップ画面及び体系図の変化と認知特性評価の導入です。
  • 子どもの認知特性をよく理解して、ほめビリティを用いた学習習慣の構築が大切です。

これでおしまいです。

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